WiMAXルーターには「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」の2つがありL01sのほうが新しいです。
L01とL01sの違いは、1.SIMカードのサイズ 2.各部の配色 3.サイズと重量 4.対応OSです。
最大接続数や対応周波数(対応通信方式)、電源は同じです。
L01とL01sは外観ではカラーの違いがありますが、中身の性能はSIMカードの対応サイズを除きほぼ同じとなっています。
【比較】HOME L01sとL01のSIMカードのサイズの違い
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」では対応しているSIMカードのサイズが異なります。
L01はmicro-SIM(マイクロSIM)サイズですが、L01sはnano-SIM(ナノSIM)サイズとなります。
- Speed Wi-Fi HOME L01のSIMカードのサイズ: micro-SIM(マイクロSIM)
- Speed Wi-Fi HOME L01sのSIMカードのサイズ: nano-SIM(ナノSIM)
比較項目 | L01 | L01s |
---|---|---|
SIMカードのサイズ | micro-SIM | nano-SIM |
SIMカードのサイズが違うと、SIMカードのサイズが異なるWiMAXルーター間でSIMを差し替えて使えなくなるので注意が必要です。
SIMカードのサイズは3種類ある(知識として)
WiMAXルーターに関係なくスマホやiPhone、WiFiルーターなどの単体で通信できる機器にはSIMカードが挿入できるようになっていて
mini-sim(標準サイズのSIM)サイズ、micro-SIM(マイクロSIM)サイズ、nano-SIM(ナノSIM)サイズの3つがあります。
そのため、複数の端末間でSIMカードを差替えて使いたい場合はその端末が対応しているSIMカードのサイズを確認しておくことが重要です。
【比較】HOME L01sとL01のデザイン・カラーの違い
「Speed Wi-Fi HOME L01(画像の右側)」と「Speed Wi-Fi HOME L01s(画像の左側)」はデザイン(外観の見た目)はほぼ同じですが、
L01sは背面のLAN、電源ポートのカラーがホワイトからグレーに変更されています。
他の、正面側のLEDランプやボタン、LANポートの数、USB端子の数、リセットボタンの位置、ACアダプタ端子の数や場所などは全く同じになっています。
【比較】HOME L01sとL01のサイズと重量の違い
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」は実は横幅、高さ、奥行きのサイズは全く同じです。
しかし重量はL01の493gからL01sになって450gとなり43g軽くなりました。
比較項目 | L01 | L01s |
---|---|---|
幅x高さx奥行き(mm) | 93x180x93 mm | 93x180x93 mm |
重量(g) | 493g | 450g |
といってもL01もL01sも据え置きタイプで持ち運んで使うものではないので重量が重くても軽くてもほとんど関係がありません。
【比較】HOME L01sとL01の対応OSの違い
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」はL01sのほうが発売日が新しいのもあって対応OSは新しいOSまでサポートしています。
といっても、WiFi(無線LAN)や有線LANで接続する場合にはOSのバージョンは関係ありません。
Speed Wi-Fi HOME L01の対応OS: Windows7 / 8.1 / 10
Mac OS X v10.5 / v10.6 / v10.7 / v10.8 / v10.9 / v10.10 / v10.11 / v10.12
Speed Wi-Fi HOME L01sでは、Mac OS X v10.5のサポートが対象外となった代わりにMac OS X 10.13のサポートが追加されています。
Speed Wi-Fi HOME L01sの対応OS: Windows7/8.1/10
Mac OS X v10.6/v10.7/v10.8/v10.9/v10.10/v10.11/v10.12/v10.13
HOME L01sとL01は最大同時接続数は同じ
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」ではWiFi(無線LAN)の最大同時接続数は40台で同じです。
- Speed Wi-Fi HOME L01の最大同時接続数: 40台
- Speed Wi-Fi HOME L01sの最大同時接続数: 40台
WiFi(無線LAN)の最大同時接続数は40台に加えてL01もL01sも有線LANポートが2ポートあるので最大で42台までインターネットに同時接続ができます。
WiFiで40台の機器を同時接続できれば、一般家庭の利用だけなく、
個人事業主や小規模オフィス、ゲストハウスやカフェ、喫茶店などのフリーアクセスポイントとしても十分に足りる性能になっているのでいいですね。
HOME L01sとL01は対応周波数(対応通信方式)は同じ
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」は対応周波数とキャリアアグリゲーションの対応状況は全く同じです。
比較項目 | L01 | L01s |
---|---|---|
800Mhz周波数 | 対応 | 対応 |
2Ghz周波数 | 対応 | 対応 |
キャリアアグリゲーション | 対応 | 対応 |
そのためどちらの機種を使っても電波の入り具合や繋がりやすさ、通信速度はWiMAX2+でもau 4G LTE通信でも同じです。
HOME L01sとL01は通信速度は同じ
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」はどちらの機種を選んでも通信速度は同じになります。
比較項目 | L01 | L01s |
---|---|---|
WiMAX 2+ 受信最大(Mbps) |
440Mbps | 440Mbps |
WiMAX 2+ 送信最大(Mbps) |
30Mbps | 30Mbps |
4G LTE 受信最大(Mbps) |
370Mbps | 370Mbps |
4G LTE 送信最大(Mbps) |
37.5Mbps | 37.5Mbps |
L01とL01sはどちらも受信速度(ダウンロード速度)も送信速度(アップロード速度)も同じなので通信速度のために買い換える必要は全くありません。
HOME L01sとL01の電源は同じ
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」はどちらもコンセントからACアダプタを使って電源を供給するタイプでどちらのACアダプタも共通です。
そのため、ACアダプタは使い回しができますし、一般的な12Vの電源アダプタなので家電量販店で販売されている市販のACアダプタも使えるのでACアダプタがない場合も簡単に入手できます。
HOME L01はアップデートが打ち切りになる可能性がある
Speed Wi-Fi HOME L01は1つだけ注意点があって、
もしソフトウェア(ファームウェア)に不具合があってバージョンアップが必要になった場合でもサポート外となってL01sだけのアップデートとなる可能性があります。
といっても基本的にはSpeed Wi-Fi HOME L01もSpeed Wi-Fi HOME L01sも不具合はまず発生しないと思いますので L01を使っている場合はL01sに乗り換える必要はありません。
【比較】HOME L01sとL01の違いまとめ
「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」がありますが、 L01sはほとんどL01と変わっていません。
そのためL01を使っている場合はL01sに乗り換える必要はありません。
- 対応SIMカードのサイズ: L01とL01sで異なる
- サイズ(大きさ): L01とL01sで異なる
- 重量: L01とL01sで異なる
- 最大同時接続数: L01とL01sで同じ
- 対応周波数: L01とL01sで同じ
- 通信速度: L01とL01sで同じ
- 電源: L01とL01sで同じ
以上のとおり、「Speed Wi-Fi HOME L01」と「Speed Wi-Fi HOME L01s」は性能自体は殆ど変わらなく、実質影響するのはSIMカードのサイズくらいなので新しくSpeed Wi-Fi HOMEを購入する場合はL01sを選んでおけばいいですし、
L01を使っている場合は、わざわざL01sに乗り換える必要もありません。